3月11日という誰にとっても忘れることのできない深く大切な日に、こうして皆さんが集まってくださり、コンサートを開催できましたことに、こころより感謝しております。
皆さまによきおとずれを告げる天使が舞い降りてきますように。
林ご夫妻の登場です。
お二人の生まれ故郷でもある関西のご自宅でのサロンコンサートに雰囲気が似ていることなども、笑顔でお話してくださいました。
実はご夫妻は、1995年の阪神大震災を神戸で体験しており、その時の記憶もこの日、蘇っていたようです。
阪神大震災から1年目の当日、林氏は静かに黙祷を捧げていたそうです。
すると、天からこの曲が降ってきたような感じがしたそうです。
鳥と大地の詩
静かに黙祷を捧げてから、演奏に入りました。
その日に記憶が引き戻されるような、こころを揺さぶる曲でした。
林晶彦1枚目のCD EvangelionⅠより
・プロローグ(平和を求める祈り)
今から800年ほど前のイタリア、聖フランシスコという人の詩への曲です。
何度、聴いても、こころから深い深い響きが聴こえてくるのは、わたしだけでしょうか?
次からの5曲は、すべて、マルク・シャガールのそれぞれの絵に曲をつけています。
林晶彦:「17歳で単身パリに留学し3年、大病をした後、イスラエルに1年。そこで色々な体験をした後、日本に帰国してから、シャガールの絵を見たら、絵から音楽が響いてくるようになったんです。
それまではシャガールの絵を見ても、何とも思わなかったんです。」
黒須氏による今回のプログラムもとても素敵に創られており、スタッフ全員が感動したものです。そのプログラムにはシャガールの絵が配置されており、その絵を見ながら音楽を味わっていただきました。
・牧歌
・紅海を渡る
・パレットを持つ天使
・緑色の恋人たち
・アポリネール礼賛
林晶彦:「紅海を渡るは、旧約聖書にも出てくるモーゼがイスラエルの民を連れて紅海を渡るシャガールの絵を見て、帰宅後1時間でできてしまった曲です。」
その様子が伝わってくるような群集の足音のような響きと天から天使たちが導いているような高音パートが同時進行して、とにかく迫ってくるような勢いのある曲と演奏でした!
かつて美術館でシャガールの絵を背景にシャガールの絵につけた曲を演奏するという素晴らしい機会に恵まれたそうです。
北海道、兵庫、東京という順にシャガール展がまわってきて、まずは北海道まで飛行機でびゅん!実際のシャガールの絵を見て14点、ピックアップし戻ってきました。作曲を始めると、まるでシャガールそのものになってしまったようだったといいます。
奥様の肖像画を見るとときめくとまで!
そんな思いをこめてつくれた曲は、緑色の恋人たちです。
5度の響き!
林晶彦の尊敬するピアニスト:キース・ジャレットが伝えたことに、左手で、5度(シとファ#)の響きをずーっと弾き続けて、そこで何か自分の中で重要なことが響いてきたら、右手を使いなさい。ということがあるそうです。
その伝えた通りにして何か聴こえてくるかなぁと、その過程で出来たのがアポリネール礼賛だそうです。
第一部の休憩後、20分間ほどのエヴァンゲリオンを演奏。
その前に、どのような曲なのか説明してくださいました。
林晶彦:「この曲を作っている時、ちょうど湾岸戦争の最中にあり、ものすごい不安を覚えました。湾岸戦争の部分もこの曲の中に現れています。
また、17歳でパリにいる時、病気でどん底だった時に、青い地球が見えて何かに包まれたような体験をしました。
この曲は音の日記のような、自叙伝のようなものでもあります。
現在と過去が一緒になっていて、とても不思議な曲なんですが、ホーリースピリットというモチーフがずっといろんなところに出てきながら、導いかれていくように出来ています。
激しい部分は、1年前の地震を思いながら、祈りながら演奏したいと思います。」
入魂の演奏でした。この曲の間に、1年前の2時4分が訪れました。皆であの日を振り返り、心をひとつに祈ったのだと思います。
~平和・喜び・愛~ 林晶彦 作曲・詩
この曲から、この詩が生まれたのです。
プログラムに挟み込んでいましたので、それをご覧いただきながら音楽を聴いていただけました。
ピアノソロ演奏が終わり、トークタイムに。
林ご夫妻の古くからのご友人の野村路子様。
第一回目より足を運んでくださっています。
テレジンの子供たちの描いた絵、創った詩をいのちの大切さと共に伝えていることをライフワークにして早20年。
林氏との出会いは、関西でその子供たちの描いた絵に曲をつけるという仕事であったそうです。
嬉しいお知らせは、今年11月6日に紀尾井ホールでのコンサートが決定致しました。今年はイスラエルと日本国交60周年ということで、イスラエル大使館より野村さ様に何か企画をしてほしいとの依頼があった際、林氏のことがピン!と頭に浮かび、今年再会するように縁が繋がったということです。
テレジンの子供たちのことなどについて詳しく知りたい方はこちらへ。
最後に、CD地球の詩より「子守歌」を皆で歌いました。
独特な清らかさが会場全体を包み込んだように感じました。
みなこの歌とメロディにすぐに慣れて、この歌が大好きになられた様子でした。
盛り上がり、2回も歌いました。
ご来場いただきました、皆様、大事な日に集まって音楽のちからを借りて、ひとつにこころをあわせ、祈ることができましたこと、本当にありがとうございました。
今回は、長くなってしまいました。。最後までお読みくださりありがとうございます。
17歳でひとりパリに旅立ち、憧れのパリでの出来事を日記のように五線譜に綴った日々。
未公開のピアノ曲と優しい語り口で、当時を振り返りました。
智子夫人とのぴったりと息のあった連弾もあり、アットホームな雰囲気をお楽しみいただきました。
素敵なおふたりの笑顔で、はじまり、はじまり~♪
パリへ旅立った記憶と共に、15歳、17歳の新鮮な感動がそのまま曲になっていました。
キラキラした感じの曲に、会場の皆さんの目も輝いていました♪
子供のための組曲では、パリの風景や夢の入り口、妖精の踊り、夢の出口が
ビジョンとして見えるようでした!
智子夫人との連弾、選んだのは、やはり子供のための曲。
モーツァルト、ラベル、などなど。
見ていると、全てではないですが、ふたりで同じような動きに~。同じように音楽を感じているからこそ、息のぴったりあった連弾になるのですね♪
2部の連弾は、モーツァルトで楽しく演奏ができ、ラベルでは主人のテンションがあがってきて私にどんどんインスピレーションをくれるので、とても演奏がしやすく、「マ・メール・ロア」の世界を表現できたのではないかと思っています。
智子夫人より。
「美女と野獣の対話」の場面では、主人は思わず唸りながらピアノを弾いていましたよ。聞こえていましたか?お客様も一緒に、一つの世界を共有できたと思います。
智子夫人より。
愛の花束の曲の贈り物を、智子夫人のお誕生日に・・・
「ぼくはお金がないから、曲を贈るね」と。
その思いと曲を大切にしまってある智子夫人。
林の音会事務局というか、林ご夫妻のファンのようなものですが・・・
左から黒須、井原、内田です。
ちっちゃく、ちっちゃく、写真載せています。^^
ノッてきてしまい、終演後、すぐに着替えて
ピアノを弾いちゃいます♪
いつもこんな感じ。
平和を求める祈り
アッシジの聖フランシスコの平和を求める祈り
の曲です。
じわぁ~っとまた感動させていただきました。
まだまだ弾きたい!
みなさま、ありがとうございました!
神戸震災直後から続けてきた”1.17メモリアルコンサート”が今年で17年目を迎え
終了致します。当初から林晶彦のライフワークとしても活動してきました。
竹下景子さんの詩の朗読に寄り添うように、即興でピアノ演奏を致しました。
日 時:2012年1月17日(火)18:30(開場)19:00開演
会 場:灘区民ホール5F(マリーホール)
チケット:前売り\2,000 当日\2,500(全席自由)
お問合せ:ギャラリー島田078-262-8058/灘区民ホール078(802)8555
しみん基金こうべ078(230)9774/兵庫子ども文化振興協会078(241)5102