想いは 美しい光となって
この今 どこかで 悩み苦しんでいる人へ
このひかりを とどけよう
大空に ひびかせて風は
ひびきの虹を 渡ってゆく
この今 どこかで 悲しみしずんでいる人へ
この想いを とどけよう夜空に
ひびかせて祈りは 星にとどくよう
この今 どこかで ひとりたたずむ人へ
この喜びを 伝えようこの高鳴る 想いを
ひかりは ひびきの虹を
渡ってゆくひかりのみちを たどりながら
想いは 美しい光となって
あなたのところへ とどくように
想いは 美しい光となって
あなたのところへ とどくように
※この詩は、2006年4月2日、チェルノブイリ原発事故から20年、未来を創る文化イベントの為に書きました。
この集いは、絵本作家の葉祥明さん、科学者である藤田祐幸さん(慶応義塾大学助教授)と共に平和・人権・地球環境のことを語り合い、また、芸術・音楽を通して共有してゆこうとするもので、私は、お二人をつなぐ役割と、音楽を担当させていただきました。
チェルノブイリ周辺での放射能汚染、ユーゴスラビア、コソボおよびイラクにて劣化ウラン弾による被爆と、その放射能によって人体と環境に及ぼす影響など、スライド写真を見ながら、今の世界の現実にふれ、胸が痛みました。特に子供たちが白血病に冒され、無残な姿になって死んでゆく写真は耐え難いものでした。しかし、そういう事実を知ったとき、私たちにできることは何だろうかと考えさせられました。
葉さんのアムネスティーの本「想いは美しい光となって」をタイトルにして、私は詩を書き、それに曲をつけ、合唱団や会場の皆さんと共に心を合わせて歌いました。
たとえ大きなことはできなくても、心の在りようを明るい方に向け、善い想いを伝えてゆくことが大切だと思います。ひとりひとりが美しい想いをもち、優しい心で生きてゆく時、世界は平和になって光に満たされてゆくだろうという希望を抱いています。